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2018年1月23日火曜日

小説における「プロット」とは?


 プロットとは、「物語の構想」のことです。

 小説の書き方をマニュアル的に解説した本では、
「物語の土台」
「物語の枠組み」
「物語の設計図」
 といった言葉で説明していることが多いのですが、言葉どおりに解釈しようとすると、かえって意味がわからなくなることがあります。

 また、「あらすじ」という意味でもプロットという言葉を用いることがありますので、よけいにわかりにくい用語だと思います。
正確に言うと、あらすじの場合は「シノプシス」です。

2018年1月18日木曜日

ヘーゼルとは、どんな色?


 海外小説やSF・ファンタジー小説を読んでいると、
ヘーゼル(ヘイゼル)
 という色が、たびたびでてきます。

 ヘーゼルというのは、
ライトブラウングリーンが混ざったような色」
 もしくは、
ライトブラウングリーンの中間の色」
 というふうに説明されるのですが……。

 お読みのとおり、言葉で伝えようとしてもうまく伝わりません(苦笑

 というのも、ライトブラウン(明るい茶色)グリーン(緑色)はぜんぜんちがう色だからです。
 まったく異なる色なのに、「混ざったような色」とか「中間の色」と言われてもイメージできませんよね。

 しかも、この「ヘーゼル」という色には、色見本がほとんどありません。
 なので、よけいに伝えるのがむずかしい色なんですね。

2018年1月17日水曜日

亜麻色(あまいろ)とは、どんな色?


 言葉では伝わりにくい色のひとつに、「亜麻色(あまいろ)」があります。
「亜麻色」という言葉を知ってはいても、どんな色かをすぐにイメージできる人は多くありません。

 亜麻色も、小説ではよく使う色なんだけどなぁ……。

2018年1月16日火曜日

栗色(くりいろ)は、皮の色? 中身の色?


 小説は「活字のメディア」ですので、言葉(文章)ですべてを表現します。
 それゆえに、「伝えようとしているイメージがうまく伝わらない」という問題が生じたりします。

 でね――

 ちょっとお尋ねしたいのですが、

 栗色(くりいろ)と聞いて、どんな色を思い浮かべますか?

 栗の皮の色ですか?
 それとも、栗の中身の色ですか?

2018年1月6日土曜日

推理小説の対極はハードボイルド?


 ミステリー小説には、大きく分けてふたつのタイプがあります。

「本格推理」「ハードボイルド」です。

 なかには、
「えっ!? ハードボイルドって、ミステリーなの!?」
 と思った人もいるかもしれませんね。

 ハードボイルドという言葉を聞くと、
「男の美学」
「男らしさを強調した冒険(アクション)もの」
 というイメージを思い浮かべる人が少なくないからです。

 そのイメージは、正解です(笑
 ハードボイルドとは、そういうものです。

 ですが、ハードボイルドはそれだけではありません。

 ハードボイルドには、
「行動派ミステリー」
 という形式もあるんですね。

2018年1月5日金曜日

「容疑者」と「被疑者」、「被告人」のちがい


 犯罪の嫌疑をかけられている人物に対して使われる、
  • 容疑者
  • 被疑者
  • 被告人
 という言葉について、お話しいたします。

2018年1月4日木曜日

「殺人課」と「捜査一課」


 海外ドラマを観ていると、劇中の刑事が、
「殺人課」
 という部署に所属していることがよくあります。

 ですが、「殺人課」と聞いて、
「?????」
 と思う人も多いかと思います。

 日本の警察には「殺人課」という部署は存在していないからです。

2018年1月3日水曜日

「捜査」と「調査」のちがい


 今回は、ミステリー小説でよく使われる、
「捜査(そうさ)」「調査(ちょうさ)」
 という用語のちがいについて、お話しいたします。

 これらの用語を知らなくても、問題なくミステリー小説を読むことはできます。
 ですが、知っておくとより深く楽しめると思います。

 また、ミステリー小説を書く人(書こうと思っている人)は、この用語の使い分けがしっかりできていると、作家としての評価があがったりします