小説の創作は、アイデアをひらめかないことにははじまりません。
そして「ヒラメキ」とういうのは、いつやってくるのかわかりません。
ですので、ひらめいたときにすぐにメモをとる習慣が必要になります。
というわけで今回は、
「アイデア・メモ」
について、お話しいたします。
ひらめいたらすぐにメモする習慣
僕の場合は、ジャケットやコートのポケットに手帳を忍ばせておいて、何かをひらめいた瞬間に、すぐにメモをとるようにしています。
手帳を持っていないときは、携帯のメモ機能を使ってメモをとることもあります。
たわいない思いつきを、どんどんメモする
「アイデア」や「ひらめき」という言葉を聞くとおもわず構えてしまうかもしれませんが、そんな大げさなものではありません。
僕の場合は、「たわいない思いつき」といった感じのものがほとんどだったりします。
読み返してみると、
「人を好きになると、なぜ切なくて苦しくなるのか?」
というふうに問いかけだけがメモされていたり、
「自己犠牲が美徳という考え方というのは、そもそも――」
といった感じで、思案の過程が長々と記されていたりします(笑
僕の場合は、そういった疑問や、自分なりの考え方といったものが作品のモチーフ(題材 おおもとのアイデア)やテーマになったりするので、「たわいない思いつき」のようなものでも書き残しておく価値があります。
それに、そのときには使う用途がなくても、のちに役に立つアイデアとして使われることは、たびたびあることですしね。
僕のアイデア・メモはそんな感じですので、「メモのとり方」なんてものはありません(笑
書き方や形式はなく、
「思いついたときに、思いついたことを、そのまま書き記す」
というやり方で、メモをとっています。
メモしたアイデアを、ノートに写して保存する
メモがたまってきたら、残しておく価値のありそうなものを選び、「アイデア・ノート」に書き写して保存します。
読み返したときにイメージが思いだせるように、絵を添えることもあります。
それと、名前のアイデアに対しては、別のノートを用意しています。
めずらしい姓や名前に出会ったり、響きのいい名前が思いついたときには、すぐにメモをとって、あとでノートに書き残すようにしています。
僕の場合、小説の創作でいつも手こずるのが、登場人物のネーミングです。
ですので、名前のアイデアはできるだけ多くメモを残すようにしています。
僕の場合、小説の創作でいつも手こずるのが、登場人物のネーミングです。
ですので、名前のアイデアはできるだけ多くメモを残すようにしています。
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余談になりますが――
少し前までは、アイデア・ノート(使えそうなアイデアの保存)は、メモ帳サイズのノートを使用していました。
ですが、年月を重ねるにつれてノートがどんどん増えていくので、最近ではワープロを使ってメモを保存しています。
デジタルだとかさばったりしないので、メモの量が増えていくと、こっちのほうが便利です。
でもまあ、僕の本音としては、執筆以外のときは可能なかぎりワープロではなく手書きでやりたいんですけどね(苦笑
※こちらをご参考ください。
→「手書き」のときはゲルインク・ボールペン
思いつきをメモすると考えがまとまり、脳が活性化する
創作をしていない人であっても、何かを思いついたときにメモをとるようにすると、脳に良い影響があります。
思いついたことを書き記すと、脳が次のことを考えだすので、考えが前に進んでいくからです。
人は、一日におよそ6万にもおよぶ物事を思考しています。
そして、その9割以上が、昨日考えていたことと同じことを考えていると言われています。
そして昨日は、一昨日と同じことを考えていたわけで……
つまり、人というのは毎日、同じことをくり返し考えているんですね。
ですが、頭のなかにある思考というのは、表出すると次へ進んでいきます。
悩んでいたことを人に話したら、相手のアドバイスを聞くまでもなく、考えがまとまって答えがでた――
ということがたびたび起こるのも、「話す」という行為によって考えていたことが表出したため、思考が前へ進んだからなんですね。
思いついたことを書きとめる習慣は、考えを進展させる効果があります。
日々、疑問に思っていること
自分なりの考え
たわいない思いつき
自分なりの考え
たわいない思いつき
頭にひらめいたことは、なんでも、どんどんメモしていきましょう。
思いついたことをメモする習慣は思考のマンネリ化を防止し、新しい考えを導きだす効果があります。
そして、脳の活性化につながります。
「頭の回転が良くなりたい」
「ひらめき体質になりたい」
と思っている人は、アイデア・メモをぜひ試してみてください。
※アイデアに関するほかのお話は、こちらからお探しください
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