2018年7月17日火曜日

アイデア・メモの習慣で、ヒラメキ脳を養う


 小説の創作は、アイデアをひらめかないことにははじまりません。

 そして「ヒラメキ」とういうのは、いつやってくるのかわかりません。
 ですので、ひらめいたときにすぐにメモをとる習慣が必要になります。

 というわけで今回は、
「アイデア・メモ」
 について、お話しいたします。


ひらめいたらすぐにメモする習慣


 僕の場合は、ジャケットやコートのポケットに手帳を忍ばせておいて、何かをひらめいた瞬間に、すぐにメモをとるようにしています。

 手帳を持っていないときは、携帯のメモ機能を使ってメモをとることもあります。


たわいない思いつきを、どんどんメモする


「アイデア」や「ひらめき」という言葉を聞くとおもわず構えてしまうかもしれませんが、そんな大げさなものではありません。
 僕の場合は、「たわいない思いつき」といった感じのものがほとんどだったりします。

 読み返してみると、
「人を好きになると、なぜ切なくて苦しくなるのか?」
 というふうに問いかけだけがメモされていたり、
「自己犠牲が美徳という考え方というのは、そもそも――」
 といった感じで、思案の過程が長々と記されていたりします(笑

 僕の場合は、そういった疑問や、自分なりの考え方といったものが作品のモチーフ(題材 おおもとのアイデア)やテーマになったりするので、「たわいない思いつき」のようなものでも書き残しておく価値があります。

 それに、そのときには使う用途がなくても、のちに役に立つアイデアとして使われることは、たびたびあることですしね。


 僕のアイデア・メモはそんな感じですので、「メモのとり方」なんてものはありません(笑
 書き方や形式はなく、
「思いついたときに、思いついたことを、そのまま書き記す」
 というやり方で、メモをとっています。


メモしたアイデアを、ノートに写して保存する


 メモがたまってきたら、残しておく価値のありそうなものを選び、「アイデア・ノート」に書き写して保存します。



 読み返したときにイメージが思いだせるように、絵を添えることもあります。



 それと、名前のアイデアに対しては、別のノートを用意しています。


 めずらしい姓や名前に出会ったり、響きのいい名前が思いついたときには、すぐにメモをとって、あとでノートに書き残すようにしています。
 僕の場合、小説の創作でいつも手こずるのが、登場人物のネーミングです。
 ですので、名前のアイデアはできるだけ多くメモを残すようにしています。


 余談になりますが――

 少し前までは、アイデア・ノート(使えそうなアイデアの保存)は、メモ帳サイズのノートを使用していました。



 ですが、年月を重ねるにつれてノートがどんどん増えていくので、最近ではワープロを使ってメモを保存しています。


 デジタルだとかさばったりしないので、メモの量が増えていくと、こっちのほうが便利です。

 でもまあ、僕の本音としては、執筆以外のときは可能なかぎりワープロではなく手書きでやりたいんですけどね(苦笑

こちらをご参考ください。
「手書き」のときはゲルインク・ボールペン


思いつきをメモすると考えがまとまり、脳が活性化する


 創作をしていない人であっても、何かを思いついたときにメモをとるようにすると、脳に良い影響があります
 思いついたことを書き記すと、脳が次のことを考えだすので、考えが前に進んでいくからです。

 人は、一日におよそ6万にもおよぶ物事を思考しています。
 そして、その9割以上が、昨日考えていたことと同じことを考えていると言われています。
 そして昨日は、一昨日と同じことを考えていたわけで……
 つまり、人というのは毎日、同じことをくり返し考えているんですね。

 ですが、頭のなかにある思考というのは、表出すると次へ進んでいきます
 悩んでいたことを人に話したら、相手のアドバイスを聞くまでもなく、考えがまとまって答えがでた――
 ということがたびたび起こるのも、「話す」という行為によって考えていたことが表出したため、思考が前へ進んだからなんですね。

 思いついたことを書きとめる習慣は、考えを進展させる効果があります。

日々、疑問に思っていること
自分なりの考え
たわいない思いつき

 頭にひらめいたことは、なんでも、どんどんメモしていきましょう。

 思いついたことをメモする習慣は思考のマンネリ化を防止し、新しい考えを導きだす効果があります
 そして、脳の活性化につながります。

「頭の回転が良くなりたい」
「ひらめき体質になりたい」
 と思っている人は、アイデア・メモをぜひ試してみてください。


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