ＰＤＦの画面がまぶしくて見づらいという場合は

「ＰＤＦの画面（ページ、背景色）は、まぶしすぎて読みにくいし、目が疲れるからイヤだ」
　という人のために、この問題を解消する方法についてアドバイスいたします。

ＰＤＦのページの色を変える

　ＰＤＦの画面（ページ、背景色）がまぶしかったり、チカチカしているように見えるのは――
　もちろん、「画面が白い」からです（笑

　そして画面が白いのは、
「ＰＤＦは、紙に印刷したのとおなじデザイン（文書）やレイアウトを表現できる」
　という特徴を持っているからです。

　つまり、画面（ページ、背景色）が白すぎてまぶしいのは、「紙の白さ」を表現しているからなんですね。

　ということは――

　ページの色（紙の色）を変えて、白さを少し落とせば、もっと見やすくて、目が疲れにくい画面にできるということなんですね。

ＰＤＦの画面（ページの色）を調節して、読みやすくする方法

　Adobe Reader（Acrobat Reader）でＰＤＦファイルを開きます。

　上のほうにある［編集］を選択し、次に［環境設定］を選択します。

※この記事を書いた2018年当時の場合です。のちのAdobe Reader（Acrobat Reader）では、［メニュー］→［環境設定］という順序になることもあります。

　出てきた画面（ウインドウ）の左側のほうに「分類」と書かれ、その下のウインドウのなかにいろいろな項目があるのですが、そのなかから［アクセシビリティ］を選択します。

「環境設定ウインドウ」のなかの内容が変わったと思います。

　上のほうにある「カラーの表示を調整」のところにチェックを入れます。

　次に、［カスタムカラー］を選択します。

　そして、「ページの背景色」と書かれているところの □（白い四角）をクリックします。

　色を選択できる小ウインドウが開いたと思います。

　ページの白さを少し落とすだけの場合は、いちばん下の［他のカラー］を選択しましょう。
「色の設定」というウインドウが開きます。

　右のほうにある明度のバー（縦長のやつ）を使って、お好みの白さ（明るさ）になるように調整しましょう。

　最後に［ＯＫ］をクリックして完了です。

知られていないだけで、ＰＤＦにはいろいろと便利な機能がある

　今回ご紹介した方法を使えば、明るさを調整するだけでなく、いろんな紙の色（ページの色、背景色）に設定することもできます。

　ＰＤＦにはいろいろな機能があります。
　ですが、使い方はあまり知られていません。

　そして、「画面（ページ、背景色）がまぶしい」ということについても、じつは使い方が知られていないだけだったりします。

　ＰＤＦをより快適に活用するための参考になさってみてください。


※ＰＤＦ電子書籍をより快適に楽しむために
→自動しおり機能（前回読み終わったページを開く）を設定する方法
→目次の機能（しおり機能）を活用する方法
→画面がまぶしくて見づらいという場合は（当記事）
→テキスト（黒文字）の色を薄くしたいという場合は
→フォントをすべて黒文字にしたい場合は
→イラスト画像が粗くなってしまう場合は

更新

2024年3月3日　［メニュー］→［環境設定］に関する補足説明を追加。