2024年8月18日日曜日

猫と本条克明


 今回は、私の猫事情についてお話しいたします。


作家は、猫を愛す


 当サイトのいちばん最初の記事「開設いたしました」において、プロフィールのところで、
「20歳になる猫と一緒に住んでいます」
 と記載したのですが……。


 その30日後の2018年1月31日に、愛猫のチャトランは永眠いたしました。
 20年10ヶ月――およそ21年の生涯(しょうがい)でした。

 21年ちかく生きたという話をすると、
「ずいぶん長く生きたね」
 と人からよく言われるのですが、私はどうしてもそのように思うことができません。

 ウチにきたときは、本当に小さかった。


 私よりもずっとあとに生まれてきたのに、私よりも先に年老いて、私よりも先に逝ってしまうなんて、いくらなんでも悲しすぎる。

 いつもずっと一緒だった。
 29歳から34歳までの5年間、引きこもりになっていたときも、ずっと一緒にいてくれた。



 チャトランには、どんなに感謝しても、感謝しきれない。

 チャトランがいなくなったのは、本当につらい。
 いまも一緒にいてほしかった。
 これからもずっと一緒にいてほしかった。


そして、たたかいの日々


 チャトランが他界してから、私はもう猫を飼わないつもりでいたのですが……。

 現在、わが家はこんな感じです。


 これでも全員ではありません。
 現在、ウチには10匹の猫がいます。

 猫はもう飼わないつもりでいた私の意志とは裏腹に、成り行きでこのようになりました。
 保健所に連れていかれそうになっていたり、ガリガリに痩せ細っていたり、誰かが助けなければ不幸なことになる猫たちを、どうしても保護せずにはいられなかったからです。

 作家は猫好きが多く、ほとんどの作家が猫を飼っていたりするのですが……。

 さすがに10匹は多すぎるぜ。
 まさに、多々飼(たたか)いだ。

 この多々飼いのために金策に走る必要にせまられ、作家活動を中断するはめになりました。

 4年ものあいだ、ほんとに、何もできなかった。
 本条克明は作家――作家活動ができないなんて、生きていないにひとしい。
 私には生き地獄のような日々だった。


 猫たちがウチにきてからというもの、何もかもが一変してしまった。

 まったく、こいつらがきたせいで、私の人生は……

 最高だ!(笑

 

 やることがいちいちおもしろかわいいんだよ。
 かわいいにもほどってもんがあるだろ。
 まったく、けしからんかわいさだ。



 みんなの幸せそうな姿を見ると、たまらなくうれしくなるんだよ。

 だからずっと健康でいてくれよ。
 ずっと幸せでいてくれよ。



今後の更新について


 諸事情により、作家活動はいまも完全には再開できていません。
 当サイトの更新頻度がいまいちなのは、そのためです。
 ですが、それも10月には改善するので、いまからおよそ1ヶ月半後には、当サイトの更新頻度は格段に高くなります。

 猫の話もふくめ、さまざまなことを読みやすい記事にして投稿していく予定です。
 今後ともご愛読のほど、よろしくお願い申しあげます。


猫に関するほかのお話



更新
2024年9月9日 文章表現を一部変更。
2024年9月14日 リンクを追加。