今回は、私の猫事情についてお話しいたします。
作家は、猫を愛す
当サイトのいちばん最初の記事「開設いたしました」において、プロフィールのところで、
「20歳になる猫と一緒に住んでいます」
と記載したのですが……。
その30日後の2018年1月31日に、愛猫のチャトランは永眠いたしました。
20年10ヶ月――およそ21年の生涯(しょうがい)でした。
21年ちかく生きたという話をすると、
「ずいぶん長く生きたね」
と人からよく言われるのですが、私はどうしてもそのように思うことができません。
ウチにきたときは、本当に小さかった。
私よりもずっとあとに生まれてきたのに、私よりも先に年老いて、私よりも先に逝ってしまうなんて、いくらなんでも悲しすぎる。
いつもずっと一緒だった。
29歳から34歳までの5年間、引きこもりになっていたときも、ずっと一緒にいてくれた。
チャトランには、どんなに感謝しても、感謝しきれない。
チャトランがいなくなったのは、本当につらい。
いまも一緒にいてほしかった。
これからもずっと一緒にいてほしかった。
そして、たたかいの日々
チャトランが他界してから、私はもう猫を飼わないつもりでいたのですが……。
現在、わが家はこんな感じです。
これでも全員ではありません。
現在、ウチには10匹の猫がいます。
猫はもう飼わないつもりでいた私の意志とは裏腹に、成り行きでこのようになりました。
保健所に連れていかれそうになっていたり、ガリガリに痩せ細っていたり、誰かが助けなければ不幸なことになる猫たちを、どうしても保護せずにはいられなかったからです。
作家は猫好きが多く、ほとんどの作家が猫を飼っていたりするのですが……。
さすがに10匹は多すぎるぜ。
まさに、多々飼(たたか)いだ。
この多々飼いのために金策に走る必要にせまられ、作家活動を中断するはめになりました。
4年ものあいだ、ほんとに、何もできなかった。
本条克明は作家――作家活動ができないなんて、生きていないにひとしい。
私には生き地獄のような日々だった。
猫たちがウチにきてからというもの、何もかもが一変してしまった。
まったく、こいつらがきたせいで、私の人生は……
最高だ!(笑
やることがいちいちおもしろかわいいんだよ。
かわいいにもほどってもんがあるだろ。
まったく、けしからんかわいさだ。
みんなの幸せそうな姿を見ると、たまらなくうれしくなるんだよ。
だからずっと健康でいてくれよ。
ずっと幸せでいてくれよ。
今後の更新について
諸事情により、作家活動はいまも完全には再開できていません。
当サイトの更新頻度がいまいちなのは、そのためです。
ですが、それも10月には改善するので、いまからおよそ1ヶ月半後には、当サイトの更新頻度は格段に高くなります。
猫の話もふくめ、さまざまなことを読みやすい記事にして投稿していく予定です。
今後ともご愛読のほど、よろしくお願い申しあげます。
※猫に関するほかのお話
更新
2024年9月9日 文章表現を一部変更。
2024年9月14日 リンクを追加。