2018年3月5日月曜日

「できることをやる」は最善・最強の目標達成法


 前回の記事で、作品を完成させるためのメンタル的なアドバイスをいたしましたが――

こちらをご参照ください。
モチベーションはどこからやってくるのか? 作品を完成させるために目標達成の秘訣を理解しよう

 今回は、
「もっとも健全で、もっとも堅実な目標達成法」
 についてお話しいたします。


潜在意識を味方につける最善・最強の目標達成法


『行動(体験)』は、強い暗示力をもっています
 言葉を使った暗示や、イメージによる暗示よりも、実際に行動すること(体験すること)は潜在意識に対する働きかけが強烈です。

 これは、潜在意識がイメージ思考だからです。
 潜在意識というのはイメージ(音や映像)で考えているんですね。

 そして、もっとも鮮明なイメージは「現実」です。
 ですので、実際に行動(体験)することが潜在意識に対するもっとも強い暗示になるんですね。

 もし、あなたの目標を達成するために、心の力(潜在意識の力)を活用したいと思っているのであれば――

 この方法が、「最善にして最強の目標達成法」だと言えます。


できることを精一杯やる(行動による成功暗示法)


 あなたの目標を達成するために、
「いま、自分にできること」
 を見つけます

 それが見つかったら、精一杯、それをやります

 妥協(だきょう)があってはいけません。
 やるからには、かならずベストを尽くします。

 できることを、精一杯、毎日つづけていると、やがて、次のステップへと移るときがやってきます。

ほかにもっとできることが見つかったり――
もっと可能性を試せる環境が与えられたり――
能力がアップして、できることが増えたり――

 そのようにして、次のステップへと導かれる日がやってきます。
 そのときは、勇気をもって次のステップに移りましょう。
 それは目標達成に向かっての前進です。

 以前よりもあなたに課せられることがむずかしくなりますが、心配はいりません。
 あなた自身もレベルアップしていますので、それは依然として「いまの自分にできること」です。

「できること」を精一杯やりましょう。
 やるからにはベストを尽くしましょう。
 気力、体力、知力――あなたがもっている能力のすべてを投入して、あなたの力をだし切りましょう。


 そのようにして「できること」を精一杯、毎日つづけていると、また次のステップへと移るチャンスがやってきます。
 そのときは、敢然(かんぜん)と次のステップへ移りましょう。
 そして、新しく課せられた「自分にできること」を精一杯やりましょう――

 つまり、
「レベルアップをくり返しながら、つねに、いまの自分に『できること』を精一杯やる」
 ということです。

  • 自分に「できること」を一生懸命やる
  • 「できること」がレベルアップしたら、それを一生懸命やる

 それをつづけていれば、「できること」がどんどん進化していきます。
 そのようにしてレベルアップをくり返していくと、やがて「目標を達成できる能力」が身につきます。

 あなたは、みずからの能力によって目標を達成できるようになります。


あなたの行動(体験)が、強烈な成功暗示になる


「これのどこが『心の力(潜在意識)を使った目標達成法』なんだ?」
 と思った人もいるかもしれませんが……

 この方法、じつは潜在意識の『力』をもっとも引きだしやすい方法なんですね。
 実際、こういうタイプの努力家は、アイデアやチャンスに恵まれます。
 人も、運も、この人を助けてくれます。
『見えない力』が、この人の味方になります。

「できること」を一生懸命やる人は、なぜ潜在意識を味方につけることができるのでしょう?

 それは、『行動(体験)』が強烈な暗示力をもっているからです。

 いまの自分に「できること」をやっている人は、
「私は、達成できた」
 という成功体験を積み重ねています。

 この成功体験は、
「私は、できる!」
 という暗示になります。
 強烈な肯定暗示です。

 この「できる」という肯定感が積み重なっていくと、
「やれば、できる!」
「私がやることは、うまくいく!」
 そう確信できるようになります。

「心の力」を活用した成功法のなかで、これがもっとも健全で、もっとも確実で、もっとも強力な方法です。

 実際に『成功者』と呼ばれている人たちや、歴史的偉業を成しとげた『偉人』と呼ばれている人たちのなかに、アファメーション(暗示文)やイメージングだけで成功した人が何人いるでしょう?

 そんな人は、まずいませんよね。
 彼らの伝記を読めば明らかです。
 彼らはみな、「いま、できること」を精一杯やることで困難を克服し、成功を手にいれた人たちなんですね。


「できないこと」をやる必要はありません。
「できなかった」という失敗経験を積み重ねると、それが否定暗示になってしまいます。

 いまの自分にとって「できること」、もしくは「できそうなこと」を見つけだして、それをやればいいのです。
 そう考えたら、簡単ですよね(笑


「できること」を、精一杯やりましょう。
「できた」という成功体験によって、あなたの潜在意識に『成功』が強く暗示されます。
 それは、とても強烈な成功暗示です。

 やがて、
「成功するのが当たり前(うまくいくのが当たり前)」
 という肯定感が、心の奥深いところからわきあがってくるようになります。


人生を好転させ、自分を好きになる


「できた」という成功体験は、人生を好転させる力をもっています

 成功体験を積み重ねている人は、
「人生のあらゆる面において、どんどん良くなっていく」
 ということが起こりやすくなります。

 そして、自分のことがもっと好きになります。
「できた」という成功体験は、あなた自身に対する肯定感(自己肯定感=自己愛)になるからです。


できることをやる――その地道な努力がもっとも優れた成功法


 いまの自分にできることを精一杯やる――
 目標を達成するために、ほかには何もいりません。

 高次の意識は、
「目標を達成するためなら、努力はおしまない」
 という強い意志をもって行動する人を、好んで助けます。

「いまの自分にできること」を精一杯やる人は、アイデアやチャンスに恵まれます。
「見えない力」が味方になってくれます。

************
 あなたは、わずかな物に忠実だったから、私はあなたにたくさんの物を任せよう。
(『新約聖書』 マタイの福音書、25章21節)

出典:『新改訳 新約聖書 詩編付』 日本聖書刊行会:発行 いのちのことば社(1970年)
************

 できることを、根気よく積み重ねていきましょう。

「地道な努力」こそがもっとも優れた成功法則である

 それは、未来永劫、決して変わることのない真実なのですから。


「成功」に関する肯定暗示文(自己暗示文)

「努力」に関するほかのお話



更新
2019年6月5日 ラベルに「生き方、自己啓発」を追加。
2023年12月8日 文章を一部削除。リンクを追加。
2024年10月15日 リンクを追加。