公開中のネット小説、
『恋とは幸せなものなんだ』
『月尾ボクシングジム物語』
をお読みになり、『いま幸せ』という生き方に興味をもってくださった方(かた)のために、
『いま幸せ』のやり方
(心に喜びの感情を呼び起こす肯定暗示法)
(心に喜びの感情を呼び起こす肯定暗示法)
を、いくつかご紹介したいと思います。
以前に電子書籍として配信していた『〈いま幸せ〉を実践する方法』からの抜粋になりますが、よろしければご参考ください。
*
今回は、思考(言葉)を使ったテクニックをご紹介します。
「好き」
という言葉を使ったテクニックです。
まずは少し試してみて、「自分に合っている」と感じたら実践(じっせん)するようにしてみてください。
好きなもの、好きなことに対して、「好き」と言う
あなたの好きなもの――
あなたの好きな人――
あなたの好きなこと――
あなたの好きな人――
あなたの好きなこと――
それらに対して、はっきり「好き」と言いましょう。
「私は、○○が好き」
それがこのテクニックの『型』です。
○○の部分に、あなたの好きなもの、好きな人、好きなことを当てはめましょう。
アファメーション(肯定暗示文)の唱え方
「私は、○○が好き」
というフレーズを、心のなかで(あるいは声にだして)ゆっくりとした口調で唱(とな)えましょう。
※かならず「ゆっくり」唱えましょう。
時間があるときに、おなじフレーズをくり返し唱えます。
いつでもどこでも、時間がとれたときに、簡単にできます。
もっとも効果的なのは、寝際(ねぎわ)に唱えることです。
もしかすると、目が冴(さ)えて眠れなくなることもあるかもしれませんが、その場合は、
「眠りに落ちるのがおそくなったぶん、唱える回数が増えた」
と考えれば、むしろ嬉(うれ)しいことに思えます。
というのも、「くり返し」が暗示の効果を高めるので、唱える数が多いほど、より早く効果があらわれるからです。
※おそらく、ほとんどの人がすぐに眠れると思います。「同じフレーズをくり返す」という単純動作は、トランス状態を誘発するほどの高いリラックス効果があるからです。
なぜ「好き」と唱えることに効果があるのか
「好きなものは『好き』で当たり前なのに、なんでこんなことをやる必要があるんだ?」
と、疑問に思った方もおられるかもしれませんね。
もちろん、ちゃんと理由があります。
人は――特にネガティブになっている人は――良いことや肯定的なことに対しては、「当たり前のこと」として脳のなかで処理をしてしまうため、意識が向かなくなるからです。
ですので、ほとんどの人が、自分で思っているほど自分の「好きなこと」に意識を向けていません。
脳のネガティブ・バイアス(否定的傾向)に支配されて、不快になるようなことばかりを考えています。
このシンプルなフレーズを唱えると、あなたの「好きなもの」、「好きな人」、「好きなこと」に意識が合わさります。
意識(顕在意識)だけではありません。
潜在意識もまた、あなたの「好きなもの」、「好きな人」、「好きなこと」をイメージし始めます。
潜在意識が味方になれば、あとは楽勝です(笑
あなたの心に「好き」という感情が呼び起こされてきます。
「好き」という感情が呼び起こされると、自然と「喜べる心」が養われていきます。
「嬉しい」
「楽しい」
「愛(いと)しい」
などのプラス感情は、突きつめるとすべて「好き(快)」という感情がもとになっているからです。
単語法で「好き」と唱える方法
私には好きなものなんてない――
自分の好きなことがわからない――
自分の好きなことがわからない――
そういう方は、「単語法」を試してみましょう。
シンプルに、
「好き」
「大好き」
という単語を、くり返し唱える方法です。
単語法の唱え方
「好き」
という単語を、心のなかで(あるいは声にだして)ゆっくりとした口調で唱えましょう。
※かならず「ゆっくり」唱えましょう。
時間があるときに、おなじフレーズをくり返し唱えます。
いつでもどこでも、時間がとれたときに、簡単にできます。
もっとも効果的なのは、寝際に唱えることです。
もしかすると、目が冴えて眠れなくなることもあるかもしれませんが、その場合は、
「眠りに落ちるのがおそくなったぶん、唱える回数が増えた」
と考えれば、むしろ嬉しいことに思えます。
「好き……好き……好き……」
「大好き……大好き……大好き……」
心のなかで、もしくは声にだして、ゆっくりと唱えます。
潜在意識に「好き」という言葉が伝わると、潜在意識は、あなた自身ですら気づいていないあなたの「好きなもの」、「好きな人」、「好きなこと」をイメージし始めます。
あるいは単純に、「好きという状態」をイメージして、あなたを理由もなく心地(ここち)よい気分にしてくれます。
そして、「好き」という感情が呼び起こされると、自然と「喜べる心」が養われていきます。
「嬉しい」
「楽しい」
「愛(いと)しい」
などのプラス感情は、突きつめるとすべて「好き(快)」という感情がもとになっているからです。
なぜゆっくり唱えるのか?
じつは自己暗示の場合、言葉自体にはほとんど『力(暗示力)』がありません。
言葉に「想い(感情)」が込められているときに、はじめて『力』を持ちます。
人は、誰かに「想い」を込めて伝えようとするとき、早口で語ったりはしません。
ひとつひとつの言葉を、ゆっくりと、はっきり伝えることで、言葉に「想い」を込めます。
この性質を、逆に使っています。
つまり、
「ゆっくりと話すことで、言葉に自然と『想い』が込められる」
という原理を利用して、暗示力を高めています。
なぜ寝際がもっとも効果が高いのか?
眠りぎわに起こる半覚醒状態(トランス状態)は、潜在意識がもっとも暗示を受けやすい状態です。
この状態のときに唱えると、潜在意識に言葉がとどきやすくなります。
また、潜在意識は、意識(顕在意識)が眠っているあいだも活動しています。
眠りぎわに考えていたことを、眠っているあいだにも継続して考えていると言われています。
「私は○○が好き」
と唱えながら眠りにつくと、潜在意識は眠っているあいだもずっと「○○が好き」と想起(そうき)しつづけます。
眠りに落ちるときの最後の思考は、そのまま暗示になることがほとんどです。
※寝際にはポジティブなことや、脳が『快』になることを考えるようにしましょう(笑
『いま幸せ』のやり方
→「好き」という言葉で『いま幸せ』になる 当記事
→笑顔をイメージして『いま幸せ』になる
→上機嫌なフリをして『いま幸せ』になる
→『いま幸せ』を実践して悪夢や不快なイメージを見るようになった場合は
※この記事は、本条克明が以前に電子書籍として配信していた『〈いま幸せ〉を実践する方法』に掲載したお話を改訂したものです。