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2018年2月7日水曜日

小説のキャラクター(登場人物)を設定する (本条克明の小説作法3)


 今回は、僕の「小説の創作法」の3回目として、
「キャラクター設定」
 についてお話しいたします。

1回目から読む場合は、こちらの記事をご閲覧ください。
小説のモチーフを得る (本条克明の小説作法1)

2018年2月6日火曜日

小説の世界観・舞台を設定する (本条克明の小説作法2)


 今回は、僕の「小説の創作法」の2回目として、
「世界観・舞台を設定する」
 について、お話しいたします。

1回目から読む場合は、こちらの記事をご閲覧ください。
小説のモチーフを得る (本条克明の小説作法1)

2018年2月5日月曜日

小説のモチーフを得る (本条克明の小説作法1)


 今回から6回に渡って、僕の「小説の創作法」をご紹介いたします。

 ここでご紹介する方法は、あくまでも「本条克明の場合は」というやり方です。すべての人に通用する創作法ではありません。
 小説には、すべての人に共通する書き方(創作のしかた)というものは存在しないからです。

こちらをご参考ください。
「小説の書き方」はない……けど、ある


 今回は、第1回目として、
「モチーフを得る方法」
 について、お話しいたします。

2018年2月2日金曜日

「ひとりブレインストーミング」でアイデアをだす 小説向きな発想法


「くだらない思いつき」でもいいから、とりあえず案をだしてみる――
 それがアイデアを生みだす秘訣だと、僕は考えています。

こちらをご参照ください。
アイデアとは、くだらない思いつき? 構えすぎないことが良いアイデアをだす秘訣

 それを実践するにあたり、
「ブレインストーミング」
 という方法があります。

 ブレインストーミングは、本来は集団(会議)でおこなうものなのですが、ひとりでやっても充分に効果があります。
 場合によっては、むしろひとりでやったほうが、より効果が高いことさえあります。

2018年1月31日水曜日

アイデアとは、くだらない思いつき? 構えすぎないことが良いアイデアをだす秘訣


 物語のアイデアを生みだすときに最大の障害となるのが、脳内検閲です。

 なんらかの発想が思い浮かんだとしても、
「くだらない」
 と決めつけて、脳内で却下してしまうんですね。
 場合によっては、発想が浮かんだことに気づかないほど、あっという間に却下してしまうこともあります。

 僕は、いままでに何度もこの状態におちいりました(苦笑
 連日、机に何時間も座っているのに、何も思い浮かびません。
 あの状態にハマると、本当にしんどいです(汗

 あの状態を回避するには、
「アイデア = 斬新なすごい発想」
 という観念を捨て去る必要があります。

「アイデア」という響きから大げさな印象を受けてしまいがちですが、つまるところ、アイデアなんて単なる「思いつき」なんです

2018年1月27日土曜日

「物語の起伏」は、事件やトラブルが起こらなくてもつくれる?


 エンターテイメント系の小説の場合は特にそうなのですが、
「物語に起伏をつくるには、主人公が追い詰められるような事件やトラブルが不可欠だ」
 と考えている作家が多数派だと思います。
「シンデレラ曲線」は、おもいっきりその理論ですよね。

「シンデレラ曲線」については、こちらをご参照ください。
シンデレラ曲線というストーリーライン アメリカ的な「物語の基本」

 ですが……

 僕が書く小説では、作中で「大きな出来事(できごと)」は起こっていません(笑
 不幸な事件や、やっかいなトラブルが起こらなくても、物語に起伏をつくることができるからです。

2018年1月26日金曜日

シンデレラ曲線というストーリーライン アメリカ的な「物語の基本」


 日本では、ストーリー作成の基本として、
(きしょうてんけつ)」
 という方法が説かれています。

  • ……… 発端(話が始まる)
  • ……… 話が進む
  • ……… 意外な展開になる(盛りあがる)
  • ……… 落ち(話がまとまる)

 マンガの世界では「」をたいへん重視しています。
 プロであれアマチュアであれ、マンガを描く人は、初心者の段階で「」をたたき込まれていると思います。

 小説やシナリオの世界では――

 アメリカでは特にそうなのですが、
「シンデレラ曲線」
 というストーリーライン(話の流れ)を基本にしています。

2018年1月23日火曜日

小説における「プロット」とは?


 プロットとは、「物語の構想」のことです。

 小説の書き方をマニュアル的に解説した本では、
「物語の土台」
「物語の枠組み」
「物語の設計図」
 といった言葉で説明していることが多いのですが、言葉どおりに解釈しようとすると、かえって意味がわからなくなることがあります。

 また、「あらすじ」という意味でもプロットという言葉を用いることがありますので、よけいにわかりにくい用語だと思います。
正確に言うと、あらすじの場合は「シノプシス」です。

2018年1月21日日曜日

『縦書き』と『横書き』は印象がちがう――それぞれに合った書き方を


 はじめてWEB上で小説を公開したときに感じたことは、
「横書きだと、文章の印象がこんなにもちがうもんなのか!?」
 という驚きでした。
 ずっと小説を書いてきた僕にとって「日本語の文章は『縦書き』で書くもの」だったんですね。

 ですが、ネット上で活動するようになり、横書きの文章を書くようになってから、
「『縦書き』と『横書き』では、表現の仕方を変えなくてはならない」
 ということを実感して、それぞれに合った文章表現の方法を模索しなければなりませんでした。

2018年1月20日土曜日

「小説の書き方」はない……けど、ある


「小説の書き方」を教えてほしい――
 という人のために、作家の端くれとしてアドバイスを。

 はっきり言ってしまうと、「小説の書き方」なんてものはありません。
 ですので、あなたに「こうすれば小説が書ける」という方法をお教えすることはできません。

 ですが……

 でも、作家にはあるんですね、「小説の書き方」が。

2018年1月11日木曜日

ルビ(ふりがな)を付けるときは、業界の基本や慣習がある


 業界(出版業界、小説業界)には、ルビ(ふりがな)に関する「基本」や「慣習」と呼べるものがあります。

 と言っても、日本語のルールというわけではありません。
 ですので、出版業界を相手に文章を書く人以外は、特に守る必要はありません。

 ですが、もし出版社が主催する「~新人賞」などの公募に作品を送ることを考えているのであれば、この『基本』や『慣習』が守られていないと、ろくに読まれることがないまま一次審査でおとされる可能性が高くなります

2018年1月10日水曜日

疑問符(?)や感嘆符(!)を使うときは、業界の慣習がある


 小説などの文章では、句点(。)の代わりに、疑問符(?)感嘆符(!)を使うことがあります。

 疑問符感嘆符を使う場合、業界の「慣習」と呼べるものがあります。

 と言っても、「ルール」と呼べるほどの厳格な決まりではないので、ネット上で文章を書いたり、アマチュア作家としてやっていくのであれば特に守る必要はありません。

 ですが、もし出版社が主催する「~新人賞」などの公募に作品を送ることを考えている場合は、これが守られていないと、ろくに読まれることがないまま一次審査(下読み)でおとされる可能性が高くなります

2018年1月9日火曜日

「対決シーン」で臨場感をだすための文章テクニック(本条克明の場合)


 小説は「活字のメディア」ですので、基本的にアクションの描写にはあまり向いていません。
 小説ではすべてを言葉で表現するため、どうしても説明口調のようになってしまい、アクション・シーンにスピード感や臨場感をだすのが容易ではないんですね。

臨場感とは、「実際にその場にいるかのような感覚」のこと。

「対決のシーンでは、おもいっきり臨場感をだして、迫力を読者に伝えたい」
 そう切に願って、僕なりに表現方法を模索したことがあります。

 今回は、
「対決シーンで臨場感を伝える文章テクニック」
 のひとつを、特別にお教えいたします。

2018年1月8日月曜日

かっこいい文章を書くなら、ハードボイルドで


「かっこいい文章」や「男らしい文章」を書きたいのなら、ハードボイルドのテクニックがオススメです。

 ハードボイルドの書き方をとりいれれば、男らしくてかっこいい文章になります
 しかも、ハードボイルドの文章はリズミカルで、とても読みやすいです。

 文章を書く人にかぎらず、ハードボイルドの言葉の使い方は、
「渋くキメたい」
「自信に満ちた『できる男』だと思われたい」
 という人にとっても参考になると思います。